発条
はつじょう
名詞
標準
spring (device)
文例 · 用例
僕みずから動かした僕の発条。
— ――馬をさへ眺むる雪の朝かな―― 『碧眼托鉢』 青空文庫
併し藤沢は、抑えている間は縮んでいる発条のように、手を放すとすぐに原状に戻って、まもなくその時の恐怖感を忘れてしまうのだった。
— 佐左木俊郎 『熊の出る開墾地』 青空文庫
」 女性が発条を押すと、蓋がぱかりと開く。
— THE YELLOW FACE 『土色の顔』 青空文庫
中に強い発条が入っていた。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
見ればわかると思うが、開けると横から毒蛇の牙よろしく発条が強く飛び出す。
— THE ADVENTURE OF THE DYING DETECTIVE 『瀕死の探偵』 青空文庫
棺は暖かに柔かく褥を張り、その蓋には墓窖の扉と同じ仕組みで、体をちょっと動かしただけでも自由に動くように工夫した発条をつけた。
— THE PREMATURE BURIAL 『早すぎる埋葬』 青空文庫
不思議な発条仕掛があるのではないか、と言う。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
クリティシズムは常識として、個々一定の文化作品を以て自分の自然な母胎とするにも拘らず、それとの間隙と距離と対立とを発条として、この母胎を離れて一つの独自な秩序界を展開する。
— 戸坂潤 『クリティシズムと認識論との関係』 青空文庫
作例 · 標準
時計の内部には、ゼンマイという発条が動力源となっている。
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そのおもちゃの車は、発条の力で自走する仕組みになっている。
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カメラのシャッター機構には、精密な発条が組み込まれている。
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