和様
わよう
名詞名詞-の形容詞
標準
(traditional) Japanese style
文例 · 用例
元義の筆跡を見るに和様にあらずむしろ唐様なり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
むろん和様には遠く唐様の分子がまさつてゐて、明末|清初あたりの某々の書に、いくらか似たのがないでもないが、それにしても小味な個性とはちがつて、茫漠とした気宇が横溢してゐる。
— 吉野秀雄 『秋艸道人の書について』 青空文庫
お銀様が、今ここにかりそめに書いた「しろかね」の文字は、けだし、己れの名とするところの「銀」の一字を和様に洒落たものであることは疑うわけにはゆかないが、さっ!
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
彼は広沢と菱湖が好きであり、唐様も和様も本筋に習った。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
光を柔らげるために障子を用いたり、また床を設け地袋に留意したりしてあるのも、和様の暮しを活かしたいためです。
— 柳宗悦 『日本民藝館について』 青空文庫
「はやくしないと、あたしのジバンが濡れちやふわよう、お祖母さん!
— 中原中也 『良子』 青空文庫
私を見つけると、すぐにばたばたと玄関に駈け込んで、園子ちゃんが来たわよう、お母ちゃま、と呼んで下さった。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
立聞きして悪いと思ったけど、お前の身が案じられて、それで、……(泣く)(数枝) 知っていたわよう。
— ―――三幕 『冬の花火』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は茶道を通して、和様の美意識を学んだ。
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この庭園は、和様の伝統的な造りを現代的にアレンジしている。
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美術館には、和様の絵画が多く展示されていた。
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ウィキペディア
和様(わよう)とは、日本風あるいは、日本様式の事物を意味し、中国風・中国様式を意味する唐様に対して用いられる。狭義では和様建築を指して用いられる場合が多いが、書道をはじめとして絵画や彫刻など、日本美術史において日本風が顕著になった平安時代中期から後期にかけての作品に対して広く用いられる用語である。ただし、和様とされるものの多くは純粋な意味での日本古来のものではなく、その原形は飛鳥・奈良時代に唐から受容された文物を日本の風土と日本人の感性に合わせる形で改良することによって成立した文化様式である。
出典: 和様 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0