涙ぐましい
なみだぐましい
形容詞頻度ランク #42100 · 青空 419 例
標準
touching
文例 · 用例
これほどにも情深く、心根のやさしい人があるかと思い、ヘルンに対して、何かいじらしく涙ぐましいものさえも感じたというのである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
ここに考えることは人生への或る涙ぐましい思慕の情と、或るやるせない寂寥とである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それは漂泊の芭蕉の心に、或る純情な、涙ぐましい、幽玄な「あわれ」を感じさせた。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
梶井君と三好君との交際は、側で見てさへ羨ましいほど親密で、しかも涙ぐましいほどに純情だつた。
— 萩原朔太郎 『本質的な文學者』 青空文庫
異性もなく金もなく、いつも飢ゑて都會に放浪してゐた頃の彼を思ふと、私はいつも涙ぐましい思ひがする。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
何がなし、その純情の美しさが心をひき、涙ぐましい「いぢらしさ」が感じられ、そこに或る何かの意味深いもの、世の常の思想に表現できない神祕の意味を感じさせる。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
その間の心の歩みは尊く涙ぐましい。
— 『青空』記事 『青空同人印象記(大正十五年六月號)』 青空文庫
甲社の特種に鼻を明かされて乙社がこれに匹敵するだけの価値のある特種を捜すのに「涙ぐましい」努力を払うというのは当然である。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
作例 · 標準
家族を養うために朝から晩まで働く父の姿は、子供の目にも涙ぐましいものだった。
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「少しでも費用を削ろうとする、あの人の涙ぐましい努力には頭が下がるよ」
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一歩でも歩けるようになろうと、彼は涙ぐましいリハビリを毎日続けている。
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