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隙見

すきみ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
peeping
文例 · 用例
家々の内部の隙見える沿道。
梶井基次郎 路上 青空文庫
貞子の方は奥より駈出で(見るに眼も眩れ心も消え、)と絃に乗るまでにはあらざるも、式台の戸より隙見して、一方ならぬ御愁傷なり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
あの小さな狡猾さうな眼をした、梟のやうな哲学者ショーペンハウエルは、彼の暗い洞窟の中から人生を隙見して、無限の退屈な欠伸をしながら、厭がらせの皮肉ばかりを言ひ続けた。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
即ち隙見したる眼の無事なるを取柄にして、何等の発見せし事なく、踵を返して血天井を見る。
泉鏡花 妖怪年代記 青空文庫
袖で十二分に口のあたりを掩うて隙見男に顔をよく見せないが、その今一人に目をじっとつけていると次第によくわかってきた。
空蝉 源氏物語 青空文庫
こうしただらしなくしている女の姿を隙見したりしたことははじめての経験であったから、隙見男のいることを知らない女はかわいそうでも、もう少し立っていたく思った時に、小君が縁側へ出て来そうになったので静かにそこを退いた。
空蝉 源氏物語 青空文庫
私に隙見させてくれ」「そんなこと、格子には几帳が添えて立ててあるのですから」 と小君が言う。
空蝉 源氏物語 青空文庫
私が死んでしまったあとであなたはどうなるのだろう」 あまりに泣くので隙見をしている源氏までも悲しくなった。
若紫 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
「おい、人の手紙を隙見するなんて趣味が悪いぞ」と彼は慌てて封筒を隠した。
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源氏物語のワンシーンのように、垣根の合間から美しい姫君を隙見する男の姿があった。
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隣の部屋から漏れ聞こえる話し声が気になり、襖の合わせ目からつい隙見をしてしまった。
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