捧げ物
ささげもの
名詞
標準
offering
文例 · 用例
咲競ふた花は美しさと、その貴い香水のにほひとを合せて、春の女神への捧げ物として居りました。
— 牧野信一 『駒鳥の胸』 青空文庫
仏前に親王方もさまざまの捧げ物を持っておいでになったが、源氏の姿が最も優美に見えた。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
宮中、東宮、院の后の宮、中宮をはじめとして、法事へ諸家からの誦経の寄進、捧げ物なども大がかりなものが多いばかりでなく、この法会に志を現わしたいと願わない世人もない有様であったから、華麗な仏会の式場が現出したわけである。
— 御法 『源氏物語』 青空文庫
○布施置きて吾は乞ひ祷む欺かず直に率行きて天路知らしめ 〔巻五・九〇六〕 山上憶良 これも同じ歌で、「布施」は仏教語で、捧げ物の事だから、前の歌の、「幣」と同じ事に落着く。
— 斎藤茂吉 『万葉秀歌』 青空文庫
結願の時種々の捧げ物を取り出でたのを法然は不受の色を表わして、「念仏というものは自らの為の勤めである。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
ちやうど王様の足許にいろんな家来が捧げ物を供へるやうな恰好だ。
— STORY-BOOK OF SCIENCE 『科学の不思議』 青空文庫
予が全身は、彼女の前に捧げ物となる。
— 清水紫琴 『一青年異様の述懐』 青空文庫
この長期にわたる疲れる食事および暗示的な準備は、厳粛な祈りと捧げ物の儀式を伴い、このシンボリズムは想像を強く刺激するものであった」(14)。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
作例 · 標準
教会では、信者たちが捧げ物を祭壇に運んでいた。
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神殿には、人々が持ち寄った色とりどりの捧げ物が並べられていた。
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その村では、豊作を祈願して毎年大きな捧げ物をする習慣がある。
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