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成育

せいいく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
growth (to maturity)
文例 · 用例
一つの種子の生命は土壌と肥料その他唯物的の援助がなければ、一つの植物に成育することができないけれども、そうだからといって、その種子の生命は、それが置かれた環境より価値的に見て劣ったものだということができないのと同じことだ。
有島武郎 想片 青空文庫
そして諸公と被告等とが同じ時代同じ空間に、天地の成育を受けた同じ生物なりと観じ玉へ。
平出修 逆徒 青空文庫
彼の著書の中で、比較的初学者に理解し易いと言はれ、したがつて又ニイチェ哲学の入門書と言はれるアフォリズム「人間的な、あまりに人間的な」でさへも、相当に成育した一般の文化常識と、特に敏感な詩人的感覚とを所有しない読者にとつては、決して理解し易い書物ではない。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
即ち神道の所謂「言論せぬ国風」で、一切思想というものが成育しない。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
今改めてかの女はかの女の中核へ規矩男の俤を連れ出してみようか――今やかの女のむす子を十分な成育へ送り届け、苦労も諸別もしつくしたかの女の母性は、むしろ和やかに手を差し延べてそれを迎え、かの女の夫の逸作の如く、「君も若いうちに苦労したのだ。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
東京に出てからは、朝比奈泰彦教授の引合せで久内清孝君を識ることが出來、僕の植物採集は始めてまちやうになりかけ、學生を使嗾して一緒に採集に出かけたりしたが、一つは年齡のゆゑ、後には時勢のゆゑで、折角の樂しみは成育を礙碍せられた。
木下杢太郎 すかんぽ 青空文庫
相変らず男の力は四角い両肩に集り、それから下は一本花の茎のように憔けた棒立ちの身体つきでいますが、そのまゝ成育して頑張りの利く青年に見えて来ました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
あまり成育しない前に、熟れてしまった果物のような、小柄な、身体全体が、ピチピチした――深々とした眼、小さい鼻、小さい唇の、生々とした新子の妹、美和子である。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
作例 · 標準
この地域の医療センターは、子供の健やかな成育を支援する拠点となっている。
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適切な栄養と愛情あふれる環境が、乳幼児の心身の成育には欠かせない。
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法律によって、全ての子供には健全な成育を享受する権利が保障されている。
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