蒲鉾
かまぼこ異読 カマボコ
名詞頻度ランク #28014 · 青空 201 例
標準
kamaboko
文例 · 用例
頭の上は大空で、否、大空の中に、粗削りの石の塊が挟まれていて、その塊を土台として、蒲鉾形の蓆小舎が出来ている。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
あの蒲鉾なりに並んだ茶の樹の丸く膨らんだ頭を手で撫でて通りたいような誘惑を感じる。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
義母は今しも下を向て蒲鉾を食ひ欠いで居らるゝ所であつた。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
相州小田原の町に電車鐵道待合の、茶店の亭主が言に因れば、土地の鹽辛、蒲鉾、外郎、及び萬年町の竹屋の藤、金格子の東海棲、料理店の天利、城の石垣、及び外廓の梅林は、凡そ日本一也。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
莞爾として聞きながら、よし/\其もよし、蒲鉾は旅店の口取でお知己、烏賊の鹽辛は節季をかけて漬物屋のびらで知る通、外郎は小本、物語で懇意なるべし。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
短冊代りに結び付けた蒲鉾板の裏表には、これも定家様で彫込んだ狂歌に朱が入れてある。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
すたれ釘世をすぢかいになり下る 底抜け徳利のチリンカラカラ古釘と底抜け徳利の風鈴は 阿弥陀も知らぬ極楽の音 その蒲鉾板の裏表を手に取って引っくり返して見ながらニッコリと笑った良助は、その前の雨戸をガタガタと叩いた。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
祝儀、不祝儀の時の赤の御飯や、蒲鉾や半ペン、お煮付、油揚のようなものを、わざわざ取って置いて下さる。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
作例 · 標準
スーパーで今日の夕食のおかずにと、彩りの良い蒲鉾を買ったよ。
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おばあちゃんがおせち料理のために、手作りの蒲鉾を作ってくれたんだ。やさしい味がする。
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おでんにはやっぱり、このプリッとした蒲鉾が欠かせないね!
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出張先で食べた郷土料理に、その土地ならではの珍しい蒲鉾が入っていた。食感が面白かったな。
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