鑿
のみ異読 ノミ
名詞頻度ランク #665 · 青空 732 例
標準
chisel
文例 · 用例
孤獨だから酒を飮むのか、酒を飮むから家の者たちにきらはれて自然に孤獨の形になるのか、それはおそらく、兩の掌をぽんと撃ち合せていづれの掌が鳴つたかを決定しようとするやうな、キザな穿鑿に終るだけの事であらう。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
これらの諸人物を以て、ただちに日本人の輕重を推計せんとするのは、それこそ刻舟求劍のしたり顏なる穿鑿に近い。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
掘鑿の坑夫は、今や昼夜兼行であった。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
一冬で、巨大な穴、数万キロの発電所の掘鑿をやるのには、ダイナマイトも坑夫も多量に「消費」されねばならなかった。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
だが、掘鑿は急がれているのだ。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
印度人の小作りなのが揃って、唯灰色に荒れ狂うスクリーンの中で、鑿岩機を運転しているのであった。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
だから、鑿岩機の能率は良かった。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
それは、鑿岩機さえ運転していないで、吹雪さえなければ、対岸までも聞える程の大声であった。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
作例 · 標準
熟練の宮大工が鋭く研ぎ澄まされた鑿を使い、ケヤキの柱に複雑な溝を彫っていく。
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彫刻家は表現したい質感に合わせて、形状の異なる何十種類もの鑿を使い分ける。
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祖父の遺品整理で見つけた錆びた鑿を丁寧に研ぐと、驚くほどの切れ味が戻った。
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ウィキペディア
鑿(のみ)は、木材、石材、金属などに穴を穿ったり、彫刻したりするのに用いる切削加工の工具。部材に対して尾部をハンマーなどで叩く叩き鑿と、両手で突く突き鑿に大別される。
出典: 鑿 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0