闖入
ちんにゅう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
intrusion
文例 · 用例
福島からは略ぼ直流して来た川も、佐太と粟代とで、二回の屈曲をする、その間の高瀬では、川浪が白馬の鬣を振ひながら、船の中へ闖入して来た。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
文壇から絶縁し、遠く田舍にかくれてゐて、しかも絶えずかうした無禮者の闖入を受け、耐へがたき屈辱を無言に忍んで居られる蒲原氏を考へると、僕は鬱憤の押へがたい憤怒を感ずる。
— 萩原朔太郎 『蒲原有明氏の近況を聞いて』 青空文庫
どうかしたわけで、先方が門の戸を開けているのを見計らって、そこへ急に、乱暴に闖入しなくちゃあならない。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
私達は、この突然の闖入者の濃い髯でかくれた、中年の苦悩に刻まれた古銅色の顔、霜枯れた衣服の下で凍った靴に、死人のような膚が覗いているのを見た。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
すると、闖入者の顔には、記憶から記憶を一瞬に過ぎる深刻な影が走った。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
不意の闖入者と花子とが緊と抱き締めて、ものも云わずに黒い地面にうずくまったからである。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
それにしても自分達の眼にも見えない闖入者の名を、幼いお春がどうして知つてゐるのであらう。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
遊芸園の東隣の女子学校へ、巡邏の支那兵が昼間|闖入した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
不法闖入は厳しく罰せられる犯罪行為だ。
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深夜、突然の闖入者に驚き、警察に通報した。
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彼の書斎への闖入は、プライバシーの侵害にあたる。
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