小国
しょうこく
名詞頻度ランク #19802 · 青空 233 例
標準
small country
文例 · 用例
小国の学者になるものではないという気がしたのはあの時であった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
「わしのやうな小国の王の杯は受けぬと言ふのか、恩知らず奴ツ」彼はこう叫ぶやいなや、その大杯を丈の高い蘭人の額にハツシとぶつけた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
国際外交上では極地の果に等しい小国にいながら、目を世界の形勢に放って、いつも豊富な意見を蓄えていた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
噂によるとちかごろ彼女は欧羅巴の小国のプランセスの位置を狙つてゐるさうだ。
— 岡本かの子 『雪』 青空文庫
小国民の教育をなさっている人が、これでは、いけないと思いました。
— 太宰治 『新郎』 青空文庫
)◎予を北門に世話してくれたのは、同社の硬派記者|小国露堂といふ予と同県の人、今は釧路新聞の編輯長をしてゐる。
— 石川啄木 『悲しき思出』 青空文庫
其新聞には野口雨情君も行くのだと小国君が言ふ。
— 石川啄木 『悲しき思出』 青空文庫
同じく命なりと云うにしても、「一小国に限定されない・一時代に限られない・天下万代の木鐸」としての使命に目覚めかけて来た・かなり積極的な命なりである。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
作例 · 標準
資源の乏しい小国ながら、高度な技術力で経済成長を成し遂げた。
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大国の利害に翻弄される小国の外交的な苦悩は、想像を絶するものがある。
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その小国には、豊かな自然と独自の伝統文化が今も大切に守られている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
小国(おぐに)
- 小国村 (曖昧さ回避) — 各地にあった村
- 小国町 (曖昧さ回避) — 各地の町
- 小国駅 — 東日本旅客鉄道米坂線の駅
- 肥後小国駅 — 日本国有鉄道宮原線の駅(廃駅)
- 小国氏 — 日本人の姓の一つ。
- 小国 (鶴岡市) — 山形県鶴岡市の地名。
小国(しょうこく)
- 小国(しょうこく)は大別すると概ね次の用法で使う言葉である。
- 国土面積や人口規模の小さい国
- 国際政治や経済などで勢力の小さい国
- 律令制時代から明治維新までの国の等級。国司などの等級でもあった。下国を参照。
- ニワトリの品種のうち、明治以前から日本で飼われている日本鶏の1種。平安時代に唐から渡来したと考えられている。ショウコク、小国鶏とも。
- 本項では2.について取り扱う。
- 小国は国際政治において、国際的影響力が小さく、大国の影響を受けやすい国々のことである。その理由としては、
- 人口が少ない
- めぼしい資源がない
- 軍事力が弱い
- 国土面積が極端に狭い
- 1.2.4.が原因して国家の経済力が低い
- 4.が原因として国民国家としての成立の基礎的条件を持ちにくい
- といった要因がある。
- これらの国々は成立しても、大国によって併呑されることが歴史上多かったが、ウェストファリア体制が成立し、「各国平等」を旨とする近代国際政治が成立してからは消滅することは少なくなった。また列強のパワーゲームの結果緩衝国、衛星国として残ることも多くなった。小国の中でも経済的に富裕な国々は高い国際競争力による経済的影響力や巧みな外交の展開などで国際社会で活躍するケースがある。
出典: 小国 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0