令書
れいしょ
名詞
標準
warrant
文例 · 用例
修学証書や辞令書のようなものの束ねたのを投げ出すと黴臭い塵が小さな渦を巻いて立ち昇った。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
所長は肥った白い手首に※をもたせて扇風機にあたりながら新聞を見ていましたが、わたくしが行くとだるそうにちょっと眼をあげて、それから机の上の紙挾みから一枚の命令書をわたくしによこしました。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
こゝは、もと父の部屋であったのを、父の死後わたくしの部屋に宛てられ、部屋の調度など、かなり片付けられましたが、床の間の違い棚の上に法令書のようなものが二三冊、それから白耳義製のウヰスキー瓶のセットなど、父の面影がなお偲ばれました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
床の違い棚に置いてある父の遺物の二三冊の法令書は片隅へ寄せられ、そこには浄瑠璃本と娯楽雑誌が散らばっています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
トルコ軍の上官たちは、その上に立つてゐるドイツの将校の命令書なぞを、その乞食が坐つてゐるそばで読み上げて会議をしたりします。
— 鈴木三重吉 『勇士ウ※ルター(実話)』 青空文庫
その弁護士なるものは大部分、法廷の四角ばった命令書の口まねをして満足しているものなんだがね。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
松平のお殿さまからのお差し紙でござえますから、きっとまた何か突発したにちげえござんせんぜ」 しかし、案に相違して、そのお差し紙は、あすの吉例上覧お能に、警固のため出頭しろとのご命令書でしたから、ようやく納まりかかった伝六太鼓がまた鳴りかけようとしたとき――、今度はやさしくおとなう声がありました。
— 明月一夜騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
上り下りはなるべく人目を避くべし、川中の通航は遠慮の事、他船の往来を妨げざるよう心して川岸を通るべし、という御布令書の掟を重んじて、その川岸伝いに遠道の永代橋口へさしかかって行くと、酔狂といえば酔狂でした。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
作例 · 標準
裁判官は、被疑者の逮捕を許可する令書を発付した。
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家宅捜索は、裁判所が発行した令書に基づいて行われなければならない。
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彼は、令書もなしに家へ踏み込んできた捜査員に対して、激しく抗議した。
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