気音
きおん
名詞名詞-の形容詞
標準
aspirate
文例 · 用例
はじめには負傷者の床の上で一枚の獣皮を頭から被って俯伏しになっているが、やがてぶるぶると大きくふるえ出す、やがてむっくり起上がって、まるで猛獣の吼えるような声を出したりまた不思議な嘯くような呼気音を立てたりする。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
瞬間の嬉びが永遠に悲しみとなってしまう、チャイコフスキーの狂気音楽がかくまで近代を支配する。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
Fに習つた踊りとは趣きの異ふ、渦巻く自分の頭に至極ふさわしい乱痴気音楽に伴れて、バタバタと踊り廻る流行踊りを覚えたが、酔つ払つて、人目も憚らずそんなのを踊り狂つてゐるのは、さすがに愉快だ!
— 牧野信一 『熱い風』 青空文庫
」「いらない」――気音だけでカテリーナ・リヴォーヴナは答えると、男の手を引いてそっと案内していった。
— LEDI MAKBET MCENSKOVO UEZDA 『ムツェンスク郡のマクベス夫人』 青空文庫
「パン、パン、パン……いま機関銃が鳴ったようだけど」「機関銃……ノオ、戦車の排気音だ」「戦車はどこへ行ったのですか」「あれだって生きものだから、どこかへ寝に行ったのだろう」 がっかりして気が遠くなった。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
ほとばしる水の音は、不安に殺している苦しい息を一時に吐き出すようなボボッ、ボボボという機関車の乱れた排気音に交った。
— 宮本百合子 『播州平野』 青空文庫
何千ものハンマーで叩いたような爆発音と、シューと鳴くような蒸気音がした。
— THE MASTER CRIMINAL 『悪の帝王』 青空文庫
その五号船はごく古いもので、エンジンを発動させると凄いような排気音を放ち、船ぜんたいをばらばらにするかと思うほど揺りたてる。
— 山本周五郎 『青べか物語』 青空文庫
作例 · 標準
英語の'P'の音は、日本語の'P'よりも強い気音を伴う。
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一部の言語では、同じ子音でも気音の有無で意味が変わる。
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彼は発音練習で、気音を意識するように指導された。
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