百物語
ひゃくものがたり
名詞
標準
round of ghost stories (trad. at night with a lamp or candle being extinguished after each story)
文例 · 用例
八雲氏の夫人が古本屋から掘り出して来たという「狂歌百物語」の中から気に入った四十八首を英訳したのが「ゴブリン・ポエトリー」という題で既刊の著書中に採録されている。
— 寺田寅彦 『小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」』 青空文庫
たとえば「怪談」の中にも現われまたこの百物語の数々の化け物の中から特に選び出される光栄をもったような化け物どもが、どういう種類の化け物であって、そのいかなる点がこの人にアッピールしたか、またそれがどういう点で過去数千年の日本民族の精神生活と密接につながっているか。
— 寺田寅彦 『小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」』 青空文庫
では、ただ村のものが可い加減な百物語。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
さればこそ、七偏人は百物語を催ほして大愚大人を脅かさんと巧み、和合人の土場六先生はヅーフラ(註:オランダ渡来の、ラツパのような形状をした呼筒。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
聞く所に拠れば近来も怪談大流行、到る所に百物語式の会合があると云ふ。
— 岡本綺堂 『雨夜の怪談』 青空文庫
これは、百物語をしたのである。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
何しろこの百物語……怪談の会に限って、半夜は中途で不可ません。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
」「誰か趣向をしたんだね、……もっとも、昨夜の会は、最初から百物語に、白装束や打散らし髪で人を怯かすのは大人気無い、素にしよう。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
作例 · 標準
夏の夜、キャンプファイヤーを囲んで百物語を始めると、周囲の空気がひんやりした。
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百物語の最後の一本を消したとき、本当に幽霊が現れるという伝説を信じていた。
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友人の家で百物語を企画したが、怖くなりすぎて十話目くらいで中止になった。
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