操守
そうしゅ
名詞
標準
constancy
文例 · 用例
此の大なる事實をば、單に其の人の操守の不確や意志の不固や性質の輕浮に歸して解釋しても解釋は出來るのであるが、それよりは寧ろ人々の内部に潜んでゐる自然の要求が然らしめるのであると解釋した方が、正鵠に中つては居ないで有らうか。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
が、沼南の清節は※袍弊袴で怒号した田中正造の操守と違ってかなり有福な贅沢な清貧であった。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
貞潔は、その男女がこの人生に対して抱いている全体としての操守の一つの表現なのである。
— 宮本百合子 『貞操について』 青空文庫
又操守する所の牢固であつた柏軒先生が、彼時と推し移つて躊躇することなく、気脈を栗園に通じて能く自ら支持した清川玄道と大に趣を異にすべきは論を須たない。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
こんなことは、矢代の胸苦しさを一層ふかめそうな筈なのに、却ってそれが思いもうけぬ手柄のような感興を誘うのは、やはり千鶴子の人柄のせいだろうか、このようなことのある場合に、死を賭して操守を重んじた幾代ものカソリックの訓練の齎らす信用のせいだろうか。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
常磐木の冬に立つなる寂しさを覚ゆる人と知られずもがな 風霜に会つてその操守を変へぬ常磐木の心は君子の心であり、その寂しさは君子の寂しさである。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
孔子の時代に於てさへ冉有や子路は各其の仕へた家の爲めに其操守を曲げたと言はれてゐる。
— 内藤湖南 『尚書稽疑』 青空文庫
母のそれまでの立派な操守が崩れて、その無私に稍々|罅が入つたのである。
— 神西清 『母たち』 青空文庫
作例 · 標準
彼は生涯を通じて、揺るぎない操守を貫いた。
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困難な状況においても、彼女は操守を失わなかった。
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武士の操守は、主君への忠誠心に表れる。
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