私たち
わたしたち異読 わたくしたち
代名詞
標準
we
文例 · 用例
この侘しく灰色なる空の下に私たちの心はまづしく語り 孤獨になやみて重たくよりそふ少女よあの遠い空の雷鳴をあなたは聽くかかしこの空にひるがへる浪浪の高いひびきをあなたは聽くか。
— 萩原朔太郎 『眺望する』 青空文庫
およそ私たちのかうした友情は、世にも珍なる彼のはればれしき男性的性情と、やや女性的で憂鬱がちなる私の貧しき性情との奇蹟めいた会遇によつて結びつけられた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
とは言へ、私たちが始めて会遇した主なる動機は、もちろん人間としての交りでなく、ただその芸術を通じての交歓であつた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
私たちは妻の里の甲府市へ移った。
— 太宰治 『海』 青空文庫
しかし、まもなく甲府市も敵機に襲われ、私たちのいる家は全焼した。
— 太宰治 『海』 青空文庫
私たちは甲府から、津軽の生家に向って出発した。
— 太宰治 『海』 青空文庫
私たちは、海の見える側に坐った。
— 太宰治 『海』 青空文庫
しかし私たち日本人、殊に男が何か仕事に打ち込んだ場合、たいていこの宗五郎のようになってしまいます。
— 太宰治 『政治家と家庭』 青空文庫