胸を打つ
むねをうつ
表現Godan verb with 'tsu' ending
標準
to be touching
文例 · 用例
」 と、夫は何か胸を打つものを感じながら小聲に答へた。
— 南部修太郎 『畫家とセリセリス』 青空文庫
格別な家柄でもなく一介の土木技手上りに過ぎない貧乏な作家と、大地主で大金持で伯爵の名門に生れた作家と、その呟きには何か胸を打つものさへあるが、とにかくドストイェフスキイは時には境遇的にも自分の原稿を讀み返す暇さへ持てなかつた。
— 南部修太郎 『氣質と文章』 青空文庫
今まで親しみ慣れた自然とは大分違つた感じが彼れの胸を打つた。
— 有島武郎 『幻想』 青空文庫
其の寂寞を破る、跫音が高いので、夜更に里人の懷疑を受けはしないかといふ懸念から、誰も咎めはせぬのに、拔足、差足、音は立てまいと思ふほど、なほ下駄の響が胸を打つて、耳を貫く。
— 泉鏡花 『星あかり』 青空文庫
けれど、それと同時に、第一に吾等の胸を打つたのは、櫻木大佐等の乘込める海底戰鬪艇の安否である。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
(と扇子をもって胸を打つ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
彼の名句――たまさかに人来て去ねば萩の花散る――は歳月を超えて私たちの胸を打つ。
— 種田山頭火 『草と虫とそして』 青空文庫
(軽く胸を打つ)貴女。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼の献身的な姿に、多くの観客が胸を打たれた。
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貧しい人々を助ける活動は、私たちの胸を打つ。
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その映画のストーリーは、見る人全ての胸を打つだろう。
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