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噛み切る

かみきる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
1
標準
to bite off
文例 · 用例
そのせいでもあるか、重兵衛さんが真白な歯の間へ真白なにんにくの一片をくわえて、かりかりと噛み切る光景が鮮明なクローズアップとなって想い出される。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
敬治君に教へられて、大根の芽を噛み切る夜盗虫なるものを退治してやつた。
伊佐行乞 行乞記 青空文庫
未亡人は一句一句、奥歯で噛み切るように云った。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
噛み切る時に赤い紙の表を上にして噛み切り、それをそのまま舌に移し次に爪に移して貼り付けるとちょうど赤い表が本のページで上に向くのである。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
その間に樽の傍らに棄てられた二匹の溝鼠は、互ひに縛められた綱を噛み切ると、跫音を忍ばせて甲板に抜け出しました。
牧野信一 船の中の鼠 青空文庫
明方よりの合戦に眼は硝煙に血走りて、舌には苦がき紙筒を噛み切る口の黒くとも、奮闘の気はいや益しに、勢猛に追ひ迫り、黒衣長袍ふち広き帽を狙撃す。
上田敏 海潮音 青空文庫
明方よりの合戰に眼は硝煙に血走りて、舌には苦がき紙筒を噛み切る口の黒くとも、奮鬪の氣はいや益しに、勢猛に追ひ迫り、黒衣長袍ふち廣き帽を狙撃す。
上田敏 海潮音 青空文庫
だが、その日の牛肉は男爵にもなれないで、一生|扱き使はれた古牛の肉だつたので、齲歯の多い岩村男にとつては、噛み切るだけが却々容易な事ではなかつた。
大正六(一九一七)年 茶話 青空文庫
作例 · 標準
「ステーキが硬すぎて、奥歯で思いっきり噛み切ろうとしたが手強かった。」
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「裁縫をしていた母は、糸が見当たらないとつい前歯で糸を噛み切ってしまう。」
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「獲物を捕らえた猛獣が、肉を豪快に噛み切る姿は野生の厳しさを物語っていた。」
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噛み切る(かみきる) — 幻辞.com