仏敵
ぶってき
名詞
標準
enemy of Buddhism
文例 · 用例
たちまち五六人血眼になって武者振つくと、仏敵だ、殺せと言って、固めている消防夫どもまで鳶口を振って駈け着けやがった。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
護持院隆光こそは許し難き仏敵じゃ。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
憎むべき仏敵斃すために、人夫の十人二十人、生贄にする位は当り前じゃわ」「控えませい!
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
啻に僧徒の反抗を招きたるのみならず、又実に醇篤なる信仰を有したる天下の蒼生をして、仏敵を以て平氏を呼ばしむるに至りたりき。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
切支丹の廻し者か、気違いか、兎に角、その頃の信仰深い人達の目から見れば、悪逆無道な仏敵の仕業で、江戸中は騒然たる有様、手を尽して詮議しましたが、さて、何処の誰が、何んの為にそんな事をするのか、まるで見当も付かない有様です。
— 第五夜 悪魔の反魂香 『新奇談クラブ』 青空文庫
「信心深いお前の両親が、仏敵同様の俺にお前を添わせる筈もない、お園、こんな男を許嫁に持ったのが不仕合せとあきらめて、今のうちに身を退いてはくれまいか、いずれは知れずに済むことではない、山形屋の丈太郎が寺荒しの本人と判ってからでは、繋がるお前の一生も廃りものになる」「あれ、丈太郎様、何を仰しゃいます。
— 第五夜 悪魔の反魂香 『新奇談クラブ』 青空文庫
「仏敵退治ぐらいはやり兼ねない男だが、どうも違っているようだ。
— 欄干の死骸 『銭形平次捕物控』 青空文庫
それどころか仏敵を滅ぼすのは、功徳の一つだと思い込んだに違いない」 平次の絵解きは少しの無理もなく発展しました。
— 活き仏 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
織田信長は比叡山延暦寺を容赦なく焼き討ちし、当時の僧侶たちから恐ろしい仏敵として憎まれた。
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厳しい修行を放棄して戒律を破る者は仏敵であると、教団の長から激しい非難を浴びた。
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かつての歴史において、この独自の教えに少しでも背く者を仏敵と見なして徹底的に弾圧していた時代がある。
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