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笑劇

しょうげき
名詞
1
標準
(theatrical) farce
文例 · 用例
その権力の行為にはどんなスウィフトも描き出さなかった諷刺の対象があり、ルネッサンスのシェクスピアのヒューマニズムでは予見さえされなかった悲劇と笑劇のテーマがある。
――日本の文化のまもり―― 三年たった今日 青空文庫
初めちょっとした青年生活を諷刺した笑劇で、爆笑哄笑のうちに終ると、バルコニーの席にいる若い見物人たちが、その芝居のなかで歌われた短い快活な唄を忽ち覚えて合唱しはじめた。
宮本百合子 広場 青空文庫
あれだけの人物――ともかく芝居の上の英雄――が、呉服屋の小番頭如きに眉間を割られる大事件、何よりもあの美しい偶像がこはされた代償として――底にからくりがあつたにしても、二十や三十両の金を得て、帰つて行く、――さう言ふ感情の刹那々々の繋りすら度外視した、浅はかな笑劇とは、早く別れを告げることである。
折口信夫 若手歌舞妓への期待 青空文庫
また、単に「笑劇」(フアルス)の名で呼ばれるものゝうちにも、文学的に傑れた作品があることを発見したのは、比較的最近のことであります。
岸田國士 演劇漫話 青空文庫
由来、笑劇(フアアス)といふものが、芸術的作品としてその新しい評価を得たのは西洋でも極く最近のことである。
岸田國士 戯曲集『鴉』の印象 青空文庫
古くは『代言人パトラン』下つて、シエイクスピイヤ、モリエールなどの作品中、笑劇と云へば、問題の外にされてゐた時代があつた。
岸田國士 戯曲集『鴉』の印象 青空文庫
わが国に於ても、早晩、フアアスの鑑賞眼が高められ、優れたフアアス作家が現はれて来るだらうが、さういふ時代に先行して、わが関口次郎君が、純粋な笑劇に手を染め、可なりの成功を収めたことは、正に特筆すべき事件である。
岸田國士 戯曲集『鴉』の印象 青空文庫
茶番は笑劇で、フアルスである。
岸田國士 舞台の笑顔 青空文庫
作例 · 標準
今夜の舞台は抱腹絶倒の笑劇で、観客席からは絶えず笑い声が漏れていた。
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彼はドタバタ劇を得意とする役者で、古典的な笑劇で見事な演技を見せた。
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深刻な社会問題を風刺した笑劇は、観る者に笑いと共に深い反省を促す。
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