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甲乙

こうおつ
名詞頻度ランク #35677 · 青空 248
1
標準
first and second
文例 · 用例
日曜に天気のいいという確率、家族の甲乙丙の銘々が暇だという三つの確率、この四つがそれぞれ二分の一ずつだとしても、十六分の一しか都合のいい日の確率はない訳であるから、統計的に云えば思い立ってから平均十六週すなわち約四ヶ月待たなければならなかったとしても大して不思議はない勘定である。
寺田寅彦 箱根熱海バス紀行 青空文庫
十二の仮名の中、右に述べた「キ、ヒ、ミ、ケ、へ、メ」以外の「コ、ソ、ト、ノ、ヨ、ロ」においても大体、右のような現象があったらしく、やはり甲乙二類に分れるものと思われます。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
四段の活用語尾の「カ、キ、ク、ケ」やカ変の活用語尾の「コ、キ、ク」が同じ行での段のちがいであると同様に、「ケ」の甲と「ケ」の乙とがカ行四段の命令形と已然形とにあらわれて来ますから、「ケ」の甲乙二類の別も、やはりカ行の中での段の違いであろうと考えられます。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
その他「ヒ」「ミ」の甲乙二類もこれと同類に考えられます。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
カ行四段   カ  キ(甲)  ク  ケ(乙)  ケ(甲)ハ行四段   ハ  ヒ(甲)  フ  へ(乙)  へ(甲)マ行四段   マ  ミ(甲)  ム  メ(乙)  メ(甲) そうして、十二の仮名はすべて甲乙の二類にわかれるのですから、すべてこれを五十音図式にまとめると次のようになります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
かように、カ行が最も多くって八段、ハ行・マ行がこれについで七段、ただし『古事記』では「モ」が甲乙に分れますから、マ行は八段になります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
さて同じ仮名の甲乙二類に属する万葉仮名の中、漢字音によって日本の音を写したものを集めて、『韻鏡』などによってその古代支那音を考えて見ると、甲類に属するものと、乙類に属するものとの音の上の違いは、まず支那の韻の違いに当ります。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
また甲乙二つの知識が単独には大した役に立たないのが二つ一処になったおかげで大変な役に立ったという例はいくらでもある。
寺田寅彦 マーカス・ショーとレビュー式教育 青空文庫
作例 · 標準
甲乙つけがたい才能を持つ二人の新人歌手がデビューした。
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この二つの絵画は、甲乙を比較するのが難しいほど素晴らしい。
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優劣はともかく、甲乙共に彼の作品は魅力的だ。
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2
標準
superiority and (or) inferiority
作例 · 標準
勝者と敗者の間には、時に甲乙の差が大きく開くことがある。
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彼の作品は他の追随を許さず、まさに甲乙の差を見せつけた。
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この分野では、いまだに甲乙を決めがたい状況が続いている。
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