重さ
おもさ
名詞
標準
weight
文例 · 用例
「いいかオイ……」と突然三田村はその重さうな頭をハネ上げて続きを始めるのだつた、「俺がついててやるから安心しいろい」「うん、うん」と私は相変らず吊り込まれて承知するのだつた。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
室生の芸術の貴重さは、彼が人間としての人格の貴重さから出発する。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
お祖母ちやんには、この柿の樹と、塀とに渡してある重さうな干物竿が却々持扱へなかつた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
「腰が重さうだが、今晩泊ると言ひなさらなきや好いが……。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
海の底では、あなたのからだだつて紙一枚の重さくらゐしか無いのですよ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
なに、踏みはづしたつて、すとんと落下する氣づかひはありませんがね、何せ、あなたも紙一枚の重さなんだから。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
空気も、その重さに堪えないで、雨を、パラパラ落して来る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
さす手ひく手の妙、面白の振りの中に錆びた禅味がたゆとうとて珍重されたのは、鯉魚庵の有力な檀越となって始終、道味聴聞の結果でありました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
作例 · 標準
例句