起訴猶予
きそゆうよ
名詞
標準
suspension of indictment
文例 · 用例
自分は起訴猶予になりました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
「起訴猶予というのは、前科何犯とか、そんなものには、ならない模様です。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
取調べの末、起訴猶予になった。
— 太宰治 『東京八景』 青空文庫
それでは彼の母が朝鮮人であるかも知れないと考えたが、ついぞ確かめることが出来ずに私は起訴猶予となって出て来たのである。
— 金史良 『光の中に』 青空文庫
一年近くゴタゴタしたすえ、証拠不充分で起訴猶予になったが、阿曽はつぎの年の夏、山岳局の許可をもらって、ハナの落ちたクレヴァスのそばに小さな山小屋をたてた。
— 久生十蘭 『白雪姫』 青空文庫
そうして罪条は高い丘から首里郊外の写真を撮った事に集中し、坂本万七君は気の毒にも写真機を没収され、私は起訴猶予とかでけりがついたが、この方言問題は内地に飛火して中央の問題となり、これには県当局も大いに困った由である。
— 『民藝四十年』を読んで 『四十年の回想』 青空文庫
それで不安な場合には、「司法保護司」というのがいて、起訴猶予、起訴留保、執行猶予、仮釈放などの犯人を、保護し監察する。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
美濃部博士もどうやら司法処分になるらしく見えて来た(但し起訴説に対する反作用が有力になって来て起訴猶予)、一木枢相も年内には辞職しそうな気配が見え始めた。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
作例 · 標準
彼は初犯であり、反省している様子が見られたため、起訴猶予処分となった。
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今回の件は証拠不十分で起訴猶予かと思ったが、結局起訴されたね。
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起訴猶予になるかどうかは、検察官の判断次第だと言われている。
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