古手
ふるて
名詞名詞-の形容詞
標準
used article
文例 · 用例
表装でもしておくといいと思いながらそのままに、色々な古手紙と一しょに突込んであったのを、近頃見せたい人があって捜し出して書斎の机の抽斗に入れてある。
— 寺田寅彦 『子規自筆の根岸地図』 青空文庫
』『さうでしたか』『妾の古手かも知れない。
— 国木田独歩 『湯ヶ原ゆき』 青空文庫
そのうちに彼は晴ればれとした往来へ出ても、自分に萎びた古手拭のような匂いが沁みているような気がしてならなくなった。
— 梶井基次郎 『ある崖上の感情』 青空文庫
紅殻が古びてい、荒壁の塀は崩れ、人びとはそのなかで古手拭のように無気力な生活をしているように思われた。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
」 坂の見霽で、駕籠が返る、と思ひながら、傍目も触らなかつた梶原さんは、――その声に振返ると、小笠原氏が、諸肌ぬぎになつて、肥腹の毛をそよがせ、腰に離さなかつた古手拭を頸に巻いた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
「そうすると諸君は皆詩人の古手なんだね、ハッハッハッハッハッ奇談々々!
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
つい近頃になって「B教授の追憶」を書くときにふとそのB教授の手紙を想い出すと同時にこの抽出しとS先生の手紙を想い出したのであったが、今ではもう昔の教室の建物はすっかり取毀されてしまって、昔の机などどうなったか行衛も分らず、ましてやその抽出しの中の古手紙など尋ねるよすがもなくなってしまった訳である。
— 寺田寅彦 『埋もれた漱石伝記資料』 青空文庫
棒鱈乾鮭堆く、片荷に酒樽を積みたる蘆毛の駒の、紫なる古手綱を曳いて出づ)きゃッ、きゃッ、きゃッ、おきゃッ、きゃア――まさるめでとうのう仕る、踊るが手もと立廻り、肩に小腰をゆすり合わせ、と、ああふらりふらりとする。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
作例 · 標準
骨董品屋の主人は、棚に並んだ古手の商品について、その由来や価値を一つひとつ丁寧に語ってくれた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
古手の家具を自分好みにリメイクして使うのが趣味で、週末はよくリサイクルショップを覗いている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
このカメラはかなりの古手だが、プロの手でオーバーホールすれば、まだまだ現役で素晴らしい写真が撮れる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
veteran
作例 · 標準
この道40年の古手である彼なら、機械のわずかな異音を聞いただけで故障箇所を言い当てるだろう。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
地元の消防団の中でも彼は一番の古手で、若い団員たちにとって頼れる父親のような存在だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
会合には業界の古手たちが一堂に会し、かつての苦労話や成功談で大いに盛り上がった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
long-established (way, method, etc.)
作例 · 標準
最新の流行も面白いが、たまにはこういう古手の技法でじっくりと作品を仕上げるのも趣がある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は古手のやり方に固執する傾向があり、新しいデジタルツールの導入にはなかなか首を縦に振らない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
その難問に対して、あえて古手のアプローチを試みたところ、意外にも短時間で解決の糸口が見つかった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview