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蒴果

さくか異読 さっか
名詞多音語
1
標準
capsule (type of dehiscent fruit)
文例 · 用例
我々の遠い先祖は、冬の来る前に穴を掘り、熊や狐やの獣と共に、小さくかじかまつて生きたへて居た。
萩原朔太郎 冬の情緒 青空文庫
」とお爺さんは、やたらに遠慮して小さくかしこまり、朝食のお膳につく。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
眼をさましてみると、母は背面向きになってはいるが、自分のすぐ側に、安らかな鼾を小さくかきながら寝入っていた。
有島武郎 星座 青空文庫
しかし僕は、ほかの家主みたいに、証書のことなどにうるさくかかわり合うのがいやなたちだし、また敷金だとてそれをほかへまわして金利なんかを得ることはきらいで、青扇も言ったように貯金のようなものであるから、それは、まあ、どうでもよかった。
太宰治 彼は昔の彼ならず 青空文庫
良寛さんは、へさきに小さくかがまつて、川の上や下の方を眺めてゐた。
新美南吉 良寛物語 手毬と鉢の子 青空文庫
イナゴがしきりにとんでところどころに、枯れのこつた露草の花が、小さくかぢかんで咲いて居ました。
断片三種 処女時代の追憶 青空文庫
曾祖母は私が小學校を卒業する頃なくなつたが、白い着物を着せられ小さくかじかんだ曾祖母の姿を納棺の際ちらと見た私は、この姿がこののちながく私の眼にこびりついたらどうしようと心配した。
太宰治 思ひ出 青空文庫
むかしからおまえには、こんな工合に、なんのかのと、僕にうるさくかまいたがる癖があったね。
燭をともして昼を継がむ。 花燭 青空文庫
作例 · 標準
アサガオの実は熟すと蒴果になる。
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蒴果は乾燥すると裂けて種子を散布する。
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この植物の蒴果は、食べられない。
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ウィキペディア

蒴果 とは、果実の型の1つであり、複数の心皮(雌しべを構成する葉的要素)からなり、果皮はふつう乾燥しており、裂開して種子を放出する果実のことである(図1)。ドクダミ、ユリ、ラン、アヤメ、ネギ、ツユクサ、イグサ、スミレ、ヤナギ、カタバミ、ナデシコ、ツバキ、ツツジ、アサガオ、キキョウなどさまざまな植物に見られる。蒴果は、裂開様式に応じていくつかのタイプに分けられる。特に横裂して蓋がとれるように開く蒴果は蓋果、側面などに孔が開いて種子がこぼれ出る蒴果は孔開蒴果とよばれる。またアブラナ科に見られる蒴果は、2心皮から構成され間に隔膜があり、特に角果とよばれる。

出典: 蒴果 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0