屠肉
とにく
名詞
標準
butchered meat
文例 · 用例
会議所より為寒中慰労生牛一疋兵隊へ頂戴相成、今日屠肉配分。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
脂の乗った肉を啄きに、10140青蠅の寄る屠肉場がある。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
……此性癖は一切の人類に共通にして、他の動物には全く之を見ざる所に属し、……例令ば吾人が毎日食事を為すを得るは、屠肉者、醸造者、又は麺麭製造者の恩恵に依るに非ず、此等の人士が各自其利益を思うが為に外ならず。
— 戸坂潤 『科学論』 青空文庫
水無瀬は何となく生きて行くことにくさくさして来た。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
つまり飮酒の習慣からして、次第に神經が圖太くなり、物事に無頓着になり、詰らぬことにくよくよしなくなつて來るのである。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
砂の一とこが円くぽとっとぬれたように見えてそこに指をあててみますとにくにく寒天のようなつめたいものでした。
— 宮沢賢治 『サガレンと八月』 青空文庫
ですから、冬は、春・夏・秋という、長い長い昼のあとにくる、夜みたいなものです。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『年とったカシワの木のさいごの夢』 青空文庫
そんな時など、新次はことにくらくされた。
— 新美南吉 『鍛冶屋の子』 青空文庫