白禍
はっか
名詞
標準
White Peril (i.e. takeover by white race(s))
文例 · 用例
従って彼、杉山茂丸は、その上海や香港に於て、東洋人の霊と肉を搾取しつつ鬱積し、醗酵し、糜爛し、毒化しつつ在る強烈な西洋文化のカクテルの中に、所謂|白禍の害毒の最も惨烈なものを看取したに違いない。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
この日本を救い、この東洋を白禍の惨毒から救い出すためには、渺たる杉山家の一軒ぐらい潰すのは当然の代償と覚悟しなければなりませぬ。
— 夢野久作 『父杉山茂丸を語る』 青空文庫
―― しかし、山口はアムリと同様、このアジヤを聯結させて白禍に備える活動分子の一人として、眼前の支那と印度の無力な友の顔を見ていると、笑うことは出来なかった。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
――しかし日本の軍国主義こそ、東洋の白禍を救い上げている唯一の武器ではないか。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
ヨーロッパの帝国主義は、黄禍のばかげた叫びをあげることを恥じないが、アジアもまた、白禍の恐るべきをさとるに至るかもしれないということは、わかりかねている。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
日本人は早くから白禍の横溢に焦慮して居る。
— 桑原隲藏 『支那猥談』 青空文庫
驚くべき警電に接したる彼らは、すでに黄禍だとか白禍だとかいえる、さる偏狭なる人種上の争奪を棄却して、互に恐るべき太陽系を逸脱して、さらに別天地に子孫の繁栄を図ろうとしたのである。
— 木村小舟 『太陽系統の滅亡』 青空文庫
〔黄禍、白禍〕 そこでだ、全体、欧羅巴人が東洋人を苦しめたという事が、東洋人の頭にはあるが、欧羅巴人には、昔東洋人が欧羅巴を荒らしたという頭がある。
— 大隈重信 『平和事業の将来』 青空文庫
作例 · 標準
白禍は、人種間の対立や紛争を指す歴史的な用語である。
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歴史の教科書で、アジアにおける白禍の影響について読んだ。
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当時の社会情勢において、白禍という概念がどのように認識されていたのかを考察する。
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