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乱脈

らんみゃく
形容動詞名詞
1
標準
disorder
文例 · 用例
早縄をかけたまま横の山道へ担ぎ込んで、懐中物を取上げてみると案の定、蔵元屋の身上調べと、黒田藩のお納戸の乱脈を細かに調べ書きにしたものが、貸付証文と一緒に在ったわい」「あっ。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
仏教が、私たちの日常の生活を視るのに、通り一ぺんの表面の現実とか、あるいは現世の支離滅裂な乱脈の方面ばかりを現実だとするような、そんな安っぽい見方をしないのです。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
いずれ乱脈でしょうから、いまのうち凄い処――ははは、凄くもありますまいが、ひとつ御覧なすって、何うぞまた、何かと御注意、御助言を下さいまし。
泉鏡花 露萩 青空文庫
悲劇はそこから生じて男は放蕩者となり、家は乱脈となり、紛争は転輾増大して、終に可なりの旧家が村にも落着いて居られぬやうになつた。
幸田露伴 平将門 青空文庫
幽人高士のあまりに少い今の乱脈さは、その気品の低く、香気の薄く、守ることの浅い不見識は、あの市井無頼の徒たりとも口にすることを恥ずる暴言と態度の賤鄙と(いや、それよりも下俗な覆面の残虐と私情の悪罵と)あの卑劣とは何事であろう。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
子供は泣く、犬は吠える、狭い小屋のなかは乱脈である。
岡本綺堂 木曽の旅人 青空文庫
その乱脈思う可きである。
菊池寛 応仁の乱 青空文庫
斯くて「小田原城中群疑蜂起し、不和の岐となつて、兄は弟を疑ひ、弟は兄を隔て出けるに因て、父子兄弟の間も睦じからず、況や其余をや」の乱脈振りとなった。
菊池寛 小田原陣 青空文庫
作例 · 標準
その企業は長年にわたる乱脈な資金管理が明るみに出たことで、一気に信用不安へと陥った。
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書類が山積みになり、何がどこにあるのか全く分からない彼の乱脈なデスク周りには呆れてしまう。
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前任者の乱脈なプロジェクト進行のせいで、スケジュールは遅れに遅れ、予算も大幅に超過している。
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