縛める
いましめる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to bind (with rope, etc.)
文例 · 用例
)宅膳 黒牛の背に、鞍置かず、荒縄に縛める。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
」 かれにささやかれて、采女はすぐに起ち上がると、権右衛門らの介抱に気を取られていた家来共もすぐに気がついて、あわてて彼を取り押さえようと駈け寄って来たが、さきに采女を縛める時に彼等は不用意にもその太刀を奪い取るのを忘れていたので、縛めから放たれた采女は早くも太刀をぬいた。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
討手の大将は椎名金之丞と云って、情を知らぬ武士であったが、手向いもしない郷左衛門を高手小手に縛めると磔柱へ縛り付けた。
— 国枝史郎 『郷介法師』 青空文庫
淀野隆三、自らきびしく、いましめるところあってか、この本のあとにもさきにも、原作者フィリップに就いて、ほとんど語っていない。
— ――馬をさへ眺むる雪の朝かな―― 『碧眼托鉢』 青空文庫
しかし、筍をさかさにした形のアイスクリンの器をせんべいとは知らず、中身を嘗めているうちに器が破けてはっとし、弁償しなければならぬと蒼くなって嗤われるなど、いくら眼をキョロキョロさせていても、やはり以後かたくいましめるべき事が随分多かった。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
しかし、筍をさかさにした形のアイスクリンの器をせんべいとは知らず、中身を嘗めているうちに器が破けてハッとし、弁償しなければならぬと蒼くなって嗤われるなど、いくら眼をキョロ/\させていても、やはり以後かたくいましめるべき事が随分多かった。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
まるで、異った事の様であるが、人をいましめる時に叱るのと、恥かしめるとの差を明かに得とくして居る人が少ないのに驚いた。
— 宮本百合子 『雨滴』 青空文庫
自分のしたことのいいかわるいかは子供だから知らないが、つねづね親たち師匠から、人間は正直が第一だ、ことに神宮の御鎮座ある伊勢は「伊勢子正直」と名のあるのを誇りにしているといましめるのに、なぜ正直に言ったことが悪い――それが不足だった。
— 長谷川時雨 『西川小りん』 青空文庫
作例 · 標準
泥棒は警察に捕まり、手足を縄で縛められて尋問された。
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怪我をした馬を運ぶため、馬具でしっかり縛め、そっと担架に乗せた。
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嵐で飛ばされそうになったテントを、太いロープで地面に縛めた。
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