過労死
かろうし
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
karōshi
文例 · 用例
紙の尺度や竹の尺度などを比較させて見るもよかろうし、また十グラムの分銅二つと二十グラムの分銅一つとを置換して必ずしも同じでない事を示し、精密なる目的には尺度の各分劃、分銅の各個につき補正を要する事や、温度による尺度の補正などの事も、少なくもそういうものがあるくらいは、中学校でも授けておきたいと思う。
— 寺田寅彦 『物理学実験の教授について』 青空文庫
……何でしょう、月日も、堂|寺も記いてなければ、お開帳の広告でもなかろうし、別に、そんなお禁厭が有るッてことも聞きません。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
何しろ、この通り人立がしては、お前も外聞が悪かろうし、私の家でも迷惑するから、まあ堪忍して呉れ。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
まだちっとも片附ないんですけれど、貴下も詰らなかろうし、私も早く逢いたいから、可い加減にして、直ぐに車を持たせて、大急ぎ、と云ってやったんですがね。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
おそらくは未だ、一枚の画も、売れた事は無かろうし、また、展覧会にさえ、いちども入選した事は無いようである。
— 太宰治 『リイズ』 青空文庫
もっともこのくらいな事を気にしては、清元も、長唄も、文句だって読めなかろうし、早い話が芝居の軒も潜れまい。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
こうこういうわけですから、尼様と御一所ではなかろうし、誰方とお二人でというとね、(可愛い児とさ、)とお笑いなすった。
— 泉鏡花 『清心庵』 青空文庫
こんなことは、ちょっとしたことではあるが、僧にはこんな仕事があって退屈を感じる間もなかろうし、未来の世界に希望が持てるのだと思うとうらやましい、自分は自分一人を持てあましているではないかなどと源氏は思っていた。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
長時間の残業や休日出勤が常態化し、心身ともに限界に達した末の過労死は、現代社会が抱える極めて深刻な問題である。
労働基準監督署は、亡くなった社員の直近数ヶ月における時間外労働が月平均100時間を超えていたことから、これを過労死と認定した。
「あんなに責任感の強い彼が過労死するまで追い詰められていたなんて、周囲の誰も気づけなかったのが悔やまれてならない」と元同僚は肩を落とした。
過労死等防止対策推進法の施行により、企業には従業員の労働時間だけでなく、勤務間インターバルの確保やメンタルヘルスの把握も強く求められている。