富嶽
ふがく
名詞
標準
Mount Fuji
文例 · 用例
背景は私の好みで、北斎の浮世絵、富嶽三十六景中の傑作「電光の富士」を用いた。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
そのころは既に広重の出世作、『東海道五十三次』(保永堂板)は完成され、葛飾北斎の『富嶽三十六景』が、絵草紙屋の店頭に人目を驚かしていたのであるが、その地図にある定火消屋敷で、広重が生れ、西の丸のお膝下で、名城と名山の感化を受けていたのだと思うと、晩年に富士三十六景の集作があったのも、偶然でない。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
殊に北斎の『富嶽百景』三巻、『富嶽三十六景』四十六枚が、いかに江戸と、その市民の生活と、富士山とを結びつけているか、いかに世界的版画の名作として、日本をフジヤマの国として、高名ならしめたかは今更説くまでもなかろう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
さながら葛飾北斎の富嶽三十六景中の題目であって、小泉八雲に驚異の目を見張らせた光景である。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
「富嶽百景」「富嶽百景」は、昭和十四年に書いた。
— 太宰治 『『思ひ出』序』 青空文庫
(赤人) 白雲、黒雲、積雪、潰雪、閃電、猛雷、是等のものを用役し、是等のものを使僕し、是等のものを制御して而して恒久不変に威霊を保つもの、富嶽よ、夫れ汝か。
— 北村透谷 『富嶽の詩神を思ふ』 青空文庫
渡る日の影も隠ろひ、照る月の光も見えず、昼は昼の威を示し、夜は夜の威を示す、富嶽よ汝こそ不朽不死に邇きものか。
— 北村透谷 『富嶽の詩神を思ふ』 青空文庫
アルプス山の大欧文学に於ける、わが富嶽の大和民族の文学に於ける、淵源するところ、関聯するところ、豈寡しとせんや。
— 北村透谷 『富嶽の詩神を思ふ』 青空文庫
作例 · 標準
葛飾北斎の富嶽三十六景は、世界中で愛される日本の浮世絵の傑作だ。
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冬の澄んだ空気の中、遠くに見える富嶽の姿は一層雄大に見える。
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彼は生涯をかけて富嶽の美しさを描き続け、多くの作品を残した。
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ウィキペディア
中島 G10N 富嶽(ふがく)は、太平洋戦争中に日本軍が計画した、アメリカ本土爆撃を目的にした超大型戦略爆撃機である。名は富士山の別名にちなむ。その壮大な計画と飛行性能から、局地戦闘機『震電』とともにゲームや架空戦記に頻繁に登場する機体となっている。
出典: 富嶽 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0