不学
ふがく
形容動詞
標準
unlearned
文例 · 用例
まして不学凡才の身を以て運命を論じたり、運命を測知しようとするが如きは、蜉蝣といふ虫が大きな樹を撼かさうとするに類したもので、甚だ詰らぬことであります。
— 幸田露伴 『運命は切り開くもの』 青空文庫
何様いう仔細あって聖人が子まであった夫人を去られたか、それはそれがし不学で未だ見及ばず聞及ばぬが、孔子は年十九にして宋の幵官氏を娶られ、其翌年に鯉字は伯魚を生ませたもうたのである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
書物の誤が自身や友人の手で発見せられずにしまうと、余所から指せられた誤は著者訳者の不学無識から生じたものとして罪せられる。
— 森鴎外 『訳本ファウストについて』 青空文庫
それはどちらにしてもマルチン・ルテルの聖書のドイツ訳だって、当時は荘重を損じたように感じたのだから、ファウストを訳する人は、私のように不学無識でなくても、多少こんな意味の誚を受けずにはいられぬはずではあるまいか。
— 森鴎外 『訳本ファウストについて』 青空文庫
まして不学無術の凡人が思うとは、真に身の程知らずとも、慢心ともいうべきで、孔先生は「その位に在らざれば、その政を謀らず」と云い、曾子は、「思うことその位を出でず」『論語(憲問二十八)』と云える。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
これは先ず第一に、不学・不心得の報いを覿面に受けているためで、十年も経つ時はその人も必ず自ら目覚めて後悔するようになる。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
まして独不学であっては、その固陋・狭隘はいうまでもない。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
子路が未だ先生に見えていなかった時でも、既に一種の風格を備え、一種の見解を持っていたに相違ないが、不学で固陋であったことは疑えない。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
彼は幼い頃から不学で、文字の読み書きもほとんどできなかった。
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どんなに才能があっても、不学であればその能力を十分に開花させることは難しい。
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不学を恥じ、壮年になってから熱心に学問に励む者もいる。
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