背が高い
せがたかい
表現形容詞
標準
tall (of a person)
文例 · 用例
桐よりも、ずっと背が高いのにせんだんの気の小さいポチポチ花。
— 岡本かの子 『五月の朝の花』 青空文庫
またステッキも、あれを振り廻して歩くと何だか一見識があるように見えて、悪くないものであるが、私は人より少し背が高いので、どのステッキも、私には短かすぎる。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
三高生で、色が白く、背が高いというところが似ているのだった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
それを千切ってたべては行くのでしたが、都合のいい事はヒョロ子が当り前の人の二倍も背が高いので、いつも三人が食べ切れない程木の実を千切ることが出来ました。
— 夢野久作 『豚吉とヒョロ子』 青空文庫
や、一人でない、銀杏返しの中背なのが、添並んでと見送つたのは、按摩さんの話にくツつけた幻覺で、無論唯一人、中背などゝいふよりは、すつとすらりと背が高い、そして、氣高く、姿に威がある。
— 泉鏡花 『遺稿』 青空文庫
玉子は背が高いばかりで取得もなく、顔も浜子にくらべものにならぬくらい醜かったのです。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
「小母さんはこんなに背が高いのかなあ」「なんの、あなたが少し低うなりなんしたのいの。
— 鈴木三重吉 『千鳥』 青空文庫
その大入道は、松やにのようにまっ黒な色をしていて、しゅろの木のように背が高いのです。
— 四、船乗シンドバッド 『アラビヤンナイト』 青空文庫