興奮剤
こうふんざい
名詞
標準
stimulant
文例 · 用例
嘉代吉と人夫が荷を卸して、油紙で庇を拵えてくれるのを、待ち兼ねて、石の中へ潜って寝た、雨はざんざ降りになって、庇から岩を伝わっては、ポタポタ雫が落ちる、防水布の外套に包まれて、ココアを一杯興奮剤に飲んだまま、飯も喰わずにたわいもなく痲痺したようになって寝た。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
それを忠実に遂行するに要する努力の興奮剤としてチューインガムを使用しているとすれば、いくらか尤もらしく思われて来るのである。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
やはりこの興奮剤の正当な作用でありきき目であるに相違ない。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
コーヒーが興奮剤であるとは知ってはいたがほんとうにその意味を体験したことはただ一度ある。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
興奮剤のヒロポンは、劇薬であり、心臓や神経に悪影響があるので、注射するたびに寿命を縮めているようなものであった。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
この興奮剤は、恐ろしい偉力を現わした。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
食糧品屋の番頭が、主人に内緒で呉れたんだよ――皆馬車の上に立ちあがつて一杯|宛の興奮剤を飲んで、ともかく一刻も早くマメイドに引きあげよう。
— 牧野信一 『馬車の歌』 青空文庫
この馬車に野菜を山と積んで市場へ行つたが、その売上金では、辛うじて一日の食費の他には煙草も一つ買へぬといふ仕末だ――ともかく興奮剤を一杯飲ませて呉れ。
— 牧野信一 『馬車の歌』 青空文庫
作例 · 標準
医者は患者に興奮剤の服用を控えるよう注意した。
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徹夜で勉強するために、興奮剤に頼る学生もいると聞く。
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カフェインは一般的な興奮剤の一つとして知られている。
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