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気弱

きよわ
形容動詞名詞頻度ランク #36574 · 青空 86
1
標準
timid
文例 · 用例
」笠井さんは、気弱くあいそ笑いして、軽くお辞儀をした。
太宰治 八十八夜 青空文庫
気弱い内省の窮極からでなければ、真に崇厳な光明は発し得ないと私は頑固に信じている。
太宰治 服装に就いて 青空文庫
坂田は怖いものを見るように、気弱く眼をそらした。
織田作之助 雪の夜 青空文庫
……育ちのよい少年の如く殊の外気弱な井深君は胸を動悸させ乍ら、逆毛立ってやわらかい草むらのように縺れ合っているお河童頭の後姿を見送った。
渡辺温 青空文庫
ことに雨のふる夜更けなどに養家において来た二人の子供のことを憶い出すと、荊で鞭打たるるように心が痛み、気弱くも枕に涙することもしばしばであった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
生まれ付きの気弱さから、音楽以外の何ものも知らずに死んで行きたいと願った彼の全生涯の象徴であった。
夢野久作 童貞 青空文庫
服装正しく、挨拶も尋常で、気弱い笑顔は魅力的であります。
太宰治 女の決闘 青空文庫
自分のものでも無い或る卑しい想念を、自分の生れつきの本性の如く誤って思い込み、悶々している気弱い人が、ずいぶん多い様子であります。
太宰治 女の決闘 青空文庫