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揉む

もむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
1
標準
to rub
文例 · 用例
お民は此家に十|年あまり奉公して主人といへど今は我が子に替らず、何とぞ此人を立派に仕あげて我れも世間に誇りたき願ひより、やきもきと氣を揉むほど何心なきお園の体のもどかしく、どうした物と考へ、困つたものと歎き、はては意見に小言を交ぜて或る日さまざま言ひ聞かせぬ。
樋口一葉 經つくゑ 青空文庫
荷物を配達先へ届けると同時に産気づいて、運送屋や家の人が気を揉むうちに、安やすと仔牛は産まれた。
梶井基次郎 雪後 青空文庫
」 さてやがて乗込むのに、硝子窓を横目で見ながら、例のぞろ/\と押揉むで行くのが、平常ほどは誰も元気がなさゝうで、従つて然まで混雑もしない。
泉鏡太郎 銀鼎 青空文庫
「まあ、何ということでござります、それでは気を揉むではなかったに、先へ誰方ぞお美しいのがいらしって、三由屋でお待受けなのでござりますね。
泉鏡花 伊勢之巻 青空文庫
真水がここまで落ちて来て、潮に逆って揉むせいで。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
――泊めたかったが、お肯きでなし、……」 とお孝は独言のように云って、「途中で、またそうでもない、新聞にお名前の出るような事なんぞ無ければ可いが、」 と気を揉む頬の後毛は、寝みだれてなお美しい、柳の糸より優しいのである。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
」 と半ば得意の髯を揉む
泉鏡太郎 魔法罎 青空文庫
……さ、お横に、とこれから腰を揉むのだが、横にもすれば、俯向にもする、一つくるりと返して、ふわりと柔くまた横にもしよう。
泉鏡花 怨霊借用 青空文庫
作例 · 標準
眠いのか、赤ちゃんがしきりに自分の目を揉んでいる
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寒い外から帰ってくると、すぐに悴んだ両手を揉んで温めた。
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彼女は考え事をするとき、無意識にこめかみを揉む癖がある。
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2
標準
to massage
作例 · 標準
母の肩が硬かったので、テレビを見ている間ずっと揉んであげた。
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歩き疲れたので、休憩室の椅子に座ってパンパンになったふくらはぎを揉む
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マッサージ店で「もう少し強めに揉んでください」とリクエストした。
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3
標準
to argue
作例 · 標準
遺産相続を巡って、親戚同士で激しく揉む事態になってしまった。
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会議の結論が出ず、細かな条件について一時間以上も揉んでいる
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あの二人は事あるごとに揉むけれど、実は仲が良いのかもしれない。
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4
標準
to train
作例 · 標準
彼は若手を一人前の職人に育てるために、現場で厳しく揉んでいる
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強豪チームとの練習試合で、徹底的に揉まれて弱点を見つけ出した。
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「よし、今日は徹底的に揉んでやるから覚悟しろよ」とコーチが言った。
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5
標準
to jostle
作例 · 標準
満員電車の入り口付近で、乗客たちに揉まれながら必死に耐えた。
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お祭りの神輿担ぎに参加したら、威勢の良い男衆に揉まれて圧倒された。
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初詣の参拝客の波に揉まれて、家族とはぐれそうになった。
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6
標準
to have various experiences (out in the world)
作例 · 標準
彼は海外の厳しいビジネス環境で揉まれて、一回り大きく成長した。
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世間でもまれるうちに、世渡りの知恵が自然と身についてきた。
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若いうちは苦労を買ってでも、色々な環境で揉まれるべきだ。
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