一再
いっさい
名詞副詞頻度ランク #12997 · 青空 105 例
標準
once or twice
文例 · 用例
けれども、驚破洪水と言へば、深川中、波立つ湖となること、傳へて一再に留まらない。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
佐伯が死んだという噂が東京の本郷あたりで一再ならず立ち、それが大阪にいる私の耳にまで伝わってきたのは、その頃のことだ。
— 織田作之助 『道』 青空文庫
実際、武人たる彼は今までにも、煩瑣な礼のための礼に対して疑問を感じたことが一再ならずあったからである。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
僕は、いわゆる日本の柔道と云ったようなものに、多少の心得があるが、これは一再ならず僕には有効であったものである。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
そしてしばしばがらくたなどの積み重なった山を押しわけて通らねばならない時には、手が骸骨に触れたり、それよりもっと肉のついている死体にあたったりすることが一再ならずあった。
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫
彼は海を見、また海を制する陸を見、また黎明の荘大なる光景に接せしこと一再に止まらなかった。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
この名前は『ユリイカ』だけでなく、彼の他の作品でも一再ならず出くはすのですが、色々と文献を調べても、こんな名を持つた学者は見当りませぬ。
— 牧野信一 『『ユリイカ』挿話』 青空文庫
随分いやな頼まれごとでも快く承諾されたのは一再でない。
— 内田魯庵 『温情の裕かな夏目さん』 青空文庫
作例 · 標準
その話は、以前どこかで一再ならず聞いた覚えがある。
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「一再の失敗でへこたれるな。チャンスはまだいくらでもあるんだ」
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この地域では、冬の間に一再のドカ雪が降るのが通例だ。
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