歯が立つ
はがたつ
表現Godan verb with 'tsu' ending
標準
to be within one's capabilities
文例 · 用例
郷士の、紙漉武士の、土百姓のと、卑まれておるが、器量の点でなら、家中、誰が吾々若者に歯が立つ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
高校野球の選手だって、めったに歯が立つ筈がねえや。
— 坂口安吾 『町内の二天才』 青空文庫
なんのおれたちが、しっかりしてさえいれば、つまり旗本八万騎なるものが、往昔の三河武士の気骨さえ失わないでいるならば、なんの薩摩が、なんの長州が、歯が立つものか―― おれのような、やくざが旗本から続出したればこそ、それでこうも徳川の屋台骨が傾いたのだ。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
歯が立つ者がないばかりか、奴めにふりとばされると柱の中辺よりも高いところへ叩きつけられて肋骨を折った者もあるし、腰車にかけられてイヤというほど土に頭を叩きつけられて目をまわして息はふき返したが薄馬鹿になったという者もある。
— 飛燕流開祖 『落語・教祖列伝』 青空文庫
ともかく、長いこと煮て、ようやく歯が立つようになったので、ひと口食ってみたら、味はすっぽんを品よくしたような味で、非常に美味であった。
— 北大路魯山人 『山椒魚』 青空文庫
「ナーニ大丈夫だよ、鷺衆なんか」嘲笑うように云ったのは、頭領と覚しい例の美人、「島津の烏組に歯が立つものか」「それはそうともお紋様」こう云ったのは左側の一人、「でも鷺衆のお絹という女は、手利きだということでございますね」「そうさ、妾とはいい相手さ。
— 国枝史郎 『任侠二刀流』 青空文庫
が、たとえ真気にかかっても、このからだには歯が立つまい。
— 林不忘 『つづれ烏羽玉』 青空文庫
失敬なことをいうようだが、君一人では歯が立つまい。
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫
作例 · 標準
基礎をしっかり固めたおかげで、ようやく応用問題にも歯が立つようになってきた。
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猛特訓の末、かつては手も足も出なかったライバルに少しは歯が立つようになった。
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プロの指導を受ければ、君の才能ならこのレベルのコンクールでも十分に歯が立つはずだ。
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標準
to be easy to chew
作例 · 標準
じっくり煮込んだ角煮は驚くほど柔らかく、高齢の祖母でも十分に歯が立つ。
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焼きたてのパンは耳までふんわりしていて、小さな子供の力でも簡単に歯が立つ。
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この魚の骨は揚げてあるのでサクサクしており、丸ごと食べても楽に歯が立つ。
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