重体
じゅうたい
名詞頻度ランク #36304 · 青空 51 例
標準
serious condition
文例 · 用例
これに就て厳重に詮議するより他はないが、何分にも生命危篤という重体であるから、手の着様が無い。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
此時子規は余程の重体で、手紙の文句も頗る悲酸であったから、情誼上何か認めてやりたいとは思ったものの、こちらも遊んで居る身分ではなし、そう面白い種をあさってあるく様な閑日月もなかったから、つい其儘にして居るうちに子規は死んで仕舞った。
— 夏目漱石 『『我輩は猫である』中篇自序』 青空文庫
しかも養母は密夫をひき入れて、商売には碌々に身を入れず、重体の亭主を奥の三畳へなげ込んだままで、誰も看病する者もないという有様であった。
— 岡本綺堂 『魚妖』 青空文庫
「長十郎お願いがござりまする」「なんじゃ」「ご病気はいかにもご重体のようにはお見受け申しまするが、神仏の加護良薬の功験で、一日も早うご全快遊ばすようにと、祈願いたしておりまする。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
どこかからだが悪いということはこの人の常のことになっていたから、帝はそれほどお驚きにならずに、「もうしばらく御所で養生をしてみてからにするがよい」 と言っておいでになるうちにしだいに悪くなって、そうなってからほんの五、六日のうちに病は重体になった。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
しかしあんなに重体でいたあとはこれを普通としなければならないと思ってもいるであろうから、大臣の幸福感はたいして割引きしたものではないのである。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
院の御病気は十月にはいってから御重体になった。
— 榊 『源氏物語』 青空文庫
女院は今年の春の初めからずっと病気をしておいでになって、三月には御重体にもおなりになったので、行幸などもあった。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
事故に遭った彼は、現在も病院で重体のままだと聞いた。
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医師は患者の状態について、まだ重体で予断を許さないと説明した。
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集中治療室に運ばれた重体の傷病者の回復を皆が祈っている。
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