倒置
とうち
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
turning upside down
文例 · 用例
忠僕某は、マリア夫人の兼ねての命令の通りに、城外で櫃を受け取り、直ちにこれを船に乗せて、運河の便を借りて、ゴルクム町に運送しようという考案で、船頭に対って充分の注意を与え、櫃を倒置したり、投げ出したりすることを禁じて、丁寧にこれを取扱わしめた。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
「なるほど、なるほど――」と彼は更に錯覚を深めるように云った、「即ちこれが、エアヒ川とでも申そうか――すると城地はどちらにござろう――童児のころもなつかしまれます」 倒置したこの地形に郷里の風景を描きだしていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
余輩の考ふる所によれば、卑彌弓呼は卑弓彌呼の倒置にて、hikomikoto の省略なり。
— 白鳥庫吉 『倭女王卑彌呼考』 青空文庫
そして「かね」を使ふ場合は、それ以下の文句を省いてゐるか、前の方へ跳ね戻る――句の倒置――かゞ常である。
— その外輪に沿うて 『古代民謡の研究』 青空文庫
而も、沖繩語普通の倒置修飾格と考へる事が出來るから、「親しい母」と言ふ位の意を持つ。
— まれびとの意義 『國文學の發生(第三稿)』 青空文庫
streitig machen = anzweifeln, in Frage stellen. 6.ihm geschieht nichts = es geschieht ihm nichts に對する倒置形。
— 關口存男 『新獨逸語文法教程解説』 青空文庫
〔館は台地のはななれば〕宮沢賢治館は台地のはななれば鳥は岬の火とも見つ香魚釣る人は藪と瀬を低くすかしてわきまへぬ鳥をまがへる赤き蛾は鱗粉きらとうちながし緑の蝦を僭しつゝ浮塵子あかりをめぐりけり
— 宮沢賢治 『〔館は台地のはななれば〕』 青空文庫
あした放課后みなさんとうちへ遊びに来てくださいね。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
彼はテーブルの上のコップをうっかり倒置してしまった。
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観葉植物の鉢を倒置して、土を入れ替える作業をした。
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重い荷物を運ぶ際、間違って倒置しないよう注意した。
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標準
inversion
作例 · 標準
その詩は、情感を強調するために倒置を多用している。
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英語では、疑問文で主語と動詞が倒置されることが多い。
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彼は倒置をうまく使って、読者に強い印象を与えた。
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