もう一度
もういちど
表現副詞頻度ランク #2328 · 青空 0 例
標準
once more
文例 · 用例
私の習慣として、手紙は読んで了へば、大概棄てるし、殊に訃報は直ちに破くのであるが、此度も私は読み終るや破かうとしたが、ハツと思つて思ひとゞまり、薄墨色のインクで印刷された端書をもう一度マジ/\と見直した。
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
もう一度彼女は頭をのぞけて、「ばかァ」と云つたが、魚屋はお祖母さんの方を向いたツきりだつた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
私は、どうしたつて若旦那に、もう一度お目にかかりたかつたんだから仕樣がねえ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
その間に牝狐の方では胸が清々してきて、もう一度牡兎を探す気になつてゐた。
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
人から咎められなくても自分でも気が咎めるのは、一度どこかで書いたような事をもう一度別の随筆の中で書かなければ工合の悪いようなはめになった時である。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
主要動が始まってびっくりしてから数秒後に一時振動が衰え、この分では大した事もないと思う頃にもう一度急激な、最初にも増した烈しい波が来て、二度目にびっくりさせられたが、それからは次第に減衰して長週期の波ばかりになった。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
おとうさま、あなたはもう一度娘を東国へ思い捨てた気持になって、わたくしを思い捨てて下さい。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
河口に湖のようになっている入江の秋水に影を浸すその山の紫をもう一度眺め澄してから翁は山に近付いて行った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
作例 · 標準
聞き取れなかったので、「すみません、もう一度言ってください」と頼んだ。
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失敗を恐れずに、もう一度チャンスをもらえるよう上司に直談判した。
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素晴らしい演奏に、観客からは「もう一度!」とアンコールの拍手が沸き起こった。
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