金脈
きんみゃく
名詞
標準
vein of gold
文例 · 用例
腹心にはことごとく武田家の浪人筋を用い、軍用金として佐渡の黄金を溜めて置き、時機を見て、武田家再興の大陰謀を企てるのじゃで、随分忠勤を励まれよと言い含め、一方公儀に向っては、信州黒姫山の麓には、金脈有り気に見えまするで、佐渡へ上下の折々に試掘致しとう御座りまする。
— 江見水蔭 『怪異黒姫おろし』 青空文庫
それに、持ってさえおれば、やがて、金脈に変わることはわかりきっているのだ。
— 林不忘 『巷説享保図絵』 青空文庫
聞き終った権六は、「なるほど、そいつは近ごろ面白い見付物でございます、まかりまちがっても嚇しで済む、うまくゆけば金脈に掘り当てる、転んでも大した怪我はなかりそうなのに、儲かれば大山だ。
— 白根山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
うまくいけば本物の金脈が手に入るぞ」 ブライ社長も全く同意見だ。
— THE MASTER CRIMINAL 『悪の帝王』 青空文庫
いわゆる恋情というものは、コゼットに対する彼の広大な愛情のうちにあっては、あたかも人跡を絶した暗黒な山岳のうちにある一筋の黄金脈のごときものであった。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
己の魂という金脈を掘りたいという気持さえあれば、思うもの何でも作ることのできる素材がみなそこにあると気づくだろう。
— MORNING AND EVENING THOUGHTS 『朝に想い、夜に省みる』 青空文庫
すなわち家康公にとっての金脈があるのだ!
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
金脈だ金脈だというので、なにも知らずにきてみれば、命がけの合戦をやるのだ。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
標準
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