タイツ
タイツ
名詞頻度ランク #19889 · 青空 9 例
標準
tights
文例 · 用例
そしてマントの隙間から緑色の天鵞絨に馬鞭草の唐草模様を刺繍したタイツの胴には、炎ゆるやうなタイア染のバンドが隠見された。
— 牧野信一 『ゾイラス』 青空文庫
ヴェルサイユ宮殿の王子として、巻毛の鬘をかぶり、金色燦然たる着物に白タイツ、装飾靴という扮装のままだった。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
二人はまもなくカーテンをまくって控室へ戻ってきましたが、壁際に据えた大きな衣裳櫃からタイツ、刺繍のある胴着、赤毛の鬘、尾長鳥の羽根飾の帽子、細身の剣、銀の留金のついた爪先の反った妙な靴……そんなものを一揃えとりだしてわたしに着せると、正面奥の王座の前へ連れて行きました。
— 久生十蘭 『ハムレット』 青空文庫
ハムレットの正覚は厚い雲の中から月が顔をだすように非常に徐々に緩慢に進行して、正常な自意識に到達するまでには相当な時間がかかったのでしょうが、意識が正常の閾に達したとき、ハムレットはタイツを穿いて剣をさげているじぶんの阿呆なすがたに気がつき、意味をつかめずに茫然としていたにちがいありません。
— 久生十蘭 『ハムレット』 青空文庫
が、奇妙なことに、褐色のタイツを穿いただけであることに気がつく。
— 外村繁 『澪標』 青空文庫
しかしタイツというのはおかしい。
— 外村繁 『澪標』 青空文庫
二人の男がタイツを履いていたのは、性欲という魔王お抱えの道化師とでもいった意か。
— 外村繁 『澪標』 青空文庫
勘弥ニ限ラズ、近頃ノ助六ハ皆脚ニタイツオ穿ク。
— 谷崎潤一郎 『瘋癲老人日記』 青空文庫