車券
しゃけん
名詞
標準
bike-race (betting) ticket
文例 · 用例
「乗車券をみせて下さい。
— 岡本綺堂 『深見夫人の死』 青空文庫
きょうもきっとそうだろうと思いながら、その乗車券をあらためて見ると、果たしてKの駅から乗った人でした。
— 岡本綺堂 『深見夫人の死』 青空文庫
市内電車の中で手持ち無沙汰に乗車券を弄ぶ女達の指。
— 佐左木俊郎 『指と指環』 青空文庫
で、わたしは横浜で省線の東京行に移つて、なるべく車内で車掌に申出ておかうときよろきよろしてゐると、発車して間もなく、えゝ、おそれ入りますが、乗車券を拝見――といひながら、眼の細い角頤の車掌がは入つて来たので、わたしは恰度よかつたと思つて、慌て、すゝみ出て、これで新橋まで――といつたのである。
— 牧野信一 『好日の記』 青空文庫
二十八日、少許の金と福島までの馬車券とを得ければ、因循日を費さんよりは苦しくとも出発せんと馬車にて仙台を立ち、日なお暮れざるに福島に着きぬ。
— 幸田露伴 『突貫紀行』 青空文庫
』も買ったよ」 ひとしきり、「涙の乗車券」という、〈ティケット・トゥ・ライド〉の邦題の悪口をいい、武道館にいける可能性のないことを嘆き、帰寮日に二時間ほど早めに帰って、娯楽室で会うことを約束した。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
」といふので、近眼の書肆は慌てて膝頭から尻の周囲を撫でまはしてみたが、そこには鉄道の無賃乗車券らしいものは無かつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
旅行好きの書肆の頭には、原稿より好い物は、鉄道の無賃乗車券より外には、何も無かつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
競馬場で、彼は必勝を祈願して、お気に入りの馬に車券を賭けた。
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