浦路
うらじ
名詞
標準
coastal road
文例 · 用例
それに、我を忘れてその役の実感に情熱をうちはめてゆく資質の傾向も独特で、例えば同じ文芸協会に女優として入った上山草人の夫人山川浦路の気質などとは、対蹠的であったと思われる。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
山川浦路は、文芸協会が創られた時、新しい日本の演劇のために献身しようとした草人を扶ける意味から女優の修業に立った。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
彼女の出身学校であった女子学習院はそのことで浦路を除名するという時代の絆に敢然と立ち向ったのであるけれども、芸術の道と女としての生活とは、彼女にとって一応一致していたばかりでなく、浦路は「実生活は実生活で芝居ではない」というけじめがいつもはっきりしている人であった。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
彼女は文芸協会演芸研究所の生徒であった時分に、山川浦路さんに英文の書物のくちゃくちゃになったのを見せて、「英語を教わって癇癪がおこったから、本を投げつけちゃった。
— 長谷川時雨 『松井須磨子』 青空文庫
多くあった女生もその時になると山川|浦路と松井須磨子とだけになっていた。
— 長谷川時雨 『松井須磨子』 青空文庫
ハムレット劇の王妃ガーツルードは浦路で、オフィリヤは須磨子であった。
— 長谷川時雨 『松井須磨子』 青空文庫
「俊子さんは、鈴木さんが(夫君)日本へ來てゐて、突然なくなつたので、大變嘆いて、ひとりでバンクーバに居られないから、ロスアンゼルスは氣候もいいし、上山浦路さんも獨りで殘つてゐるから、そこへ行くといつてよこしたきりなの。
— 長谷川時雨 『あるとき』 青空文庫
侍女の朝顔を山川浦路、この人は後年上山草人、伊庭孝などの近代劇協会のスターになり「ファウスト」を初演して、新劇界に大きな功績を残した女優さんです。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
作例 · 標準
例句