夜っぴて
よっぴて
副詞
標準
all night
文例 · 用例
夜っぴて、幸子は帰らずにしまった。
— 渡辺温 『勝敗』 青空文庫
「かしら、こりゃ夜っぴて探してもむだらしい、もう止しましょう。
— 新美南吉 『花のき村と盗人たち』 青空文庫
六 村の人たちは夜っぴてねなかったうえに、山の中を歩きまわったので、たいへんくたびれて村に帰ってきました。
— 新美南吉 『和太郎さんと牛』 青空文庫
これがノウトルダムの、いや、世界に名だたる巴里の、妖怪像なんだが、より驚くべきことは、夜になって魔性の巴里が「べつの生」を持ち出すが早いか、これらの奇像群がのこのこ塔を下りて来て夜っぴて町じゅうをうろつく一事である。
— ノウトルダムの妖怪 『踊る地平線』 青空文庫
もともと数学には自信を持っている古山は、水漏れの報告を受けて参考にした論文を家に持ち帰り、夜っぴてアルゴリズムを当たりなおしてみた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
なんしろ、夜っぴて、爺さんと二人っきりでさ、火もないとこに無言の行だったからなあ」 ゴム靴の釦をはめている中尾の背へ、龍子は気弱く、「恩に着るわよ」と声をかけた。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
「ところが僕の方は、君、」と、ノズドゥリョフが言うには、「夜っぴて、話をするのも胸糞の悪い、いやな夢を見たんだよ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
夜っぴてよ、蝋燭でよ、銭勘定したり、横浜までゆくのに、旅費がなくって、宿場の牛太郎までしやがったことわすれてやがる。
— 続旧聞日本橋・その二 『鉄くそぶとり』 青空文庫
作例 · 標準
締め切り前夜、彼は徹夜で「夜っぴて」作業を続けた。
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星空を眺めながら、「夜っぴて」友人と語り明かした。
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長距離バスでの移動は、「夜っぴて」目的地へ向かうことが多かった。
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