引き締め
ひきしめ
名詞頻度ランク #12838 · 青空 0 例
標準
tightening
文例 · 用例
眼の前には、雁木の凹みのように、小さな峰が分れて、そこから日本アルプスの禿げた頭が、ぐいと出ている、雪の線が二筋三筋ほど、芒に白い斑が入ったように、細く刻まれて、荒ららかな膚に、美しい白紐を引き締めている。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
五合目では、実際人の気も変る、誰もわらじの緒を引き締める。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
そして、兩方の手で夏繪と敏樹を自分の體の方へ引き締めるやうにしながら、庭の樹の間をアトリエの方へ歩き出した。
— 南部修太郎 『畫家とセリセリス』 青空文庫
これを引き締めようとする努力が無意識の間に断続する。
— 寺田寅彦 『笑い』 青空文庫
そうして又何というお手の冴えよう……私は髪の毛を引き締められるようにゾッと致しましたよ……」 と感激にふるえるような声で云いつつ未亡人は立ち上って洋酒の瓶を仕舞うと又座に帰ったが、やがてふと思い出したように黒い眼で私の顔をジッと見ると、両手を畳に支えて身を退けながらひれ伏した。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
その堂々たる万年筆を、しかと右手に握って胸を張り、きゅっと口を引き締め、まことに立派な態度で一字一字、はっきり大きく書いてはいるが、惜しい事には、この長兄には、弟妹ほどの物語の才能が無いようである。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
そうとう意志を強くして、具体的の事実の上にしっかり手綱を引き締めて行かなければ、そこが違うんでしょうねえ」 けれども、一たんむす子へ萌した尊敬の念は、あとから湧き起るさまざまの感傷をも混えて、昇り詰めるところまで昇り詰めなければ承知出来なかった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
あなた方はむす子の友人です」それから沈痛な唇の引き締め方をして、また事務に取りかかった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
作例 · 標準
予算の引き締めが発表され、各部署で経費削減が始まった。
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彼の厳しい引き締め策は、会社の業績改善に貢献した。
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練習の最後に、コーチは「もっと気を引き締めろ!」と檄を飛ばした。
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