産婆
さんば
名詞頻度ランク #10319 · 青空 426 例
標準
midwife
文例 · 用例
道幅二間ばかりの寂しい町で、(産婆)と書いた軒燈が二階造の家の前に点ている計りで、暗夜なら真闇黒な筋である。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
人の住んで居ない町かと思われる程で、少女が(産婆)の軒燈の前まで来た時、其二階で赤児の泣声が微かにした。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
産婆の診察日に彼女は顫えた。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
けれどもおぬいさんは産婆を職業としているその母と二人だけで暮しているのだから。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
そして三月の後には区立病院の産婆養成所の入学試験に及第した。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
羽織をたゝんでふところへ突つ込んで、空ずねの尻端折が、一層薩張でよからうと思つたが、女房が産氣づいて産婆のとこへかけ出すのではない。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
」 と餘所で……經驗のある、近所の産婆さんが注意をされた。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
産婆が取りあげると、娘たちは、口々におう、おうと唸りながら、しわくちゃの赤ん坊の顔を覗いた。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
作例 · 標準
昔はこの村に腕の良い産婆さんがいて、ほとんどの子供を取り上げていた。
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母は産婆の手を握りしめながら、必死の思いで私を産んでくれたそうだ。
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「産婆さんの知恵と経験には、現代の医師も驚くことがあるらしい」
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