望外
ぼうがい
名詞-の形容詞形容動詞名詞
標準
unexpected (joy, success, etc.)
文例 · 用例
これに依って先覚諸氏の示教に接する機を得ば実に望外の幸いなり。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
しかしもし現代の読者のうちでこれと類似の怪異伝説あるいは地鳴りの現象についてなんらかの資料を教えてくれる人でもあれば望外の幸いである。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
この殿堂への一つの細道、その扉を開くべき一つの鍵の、おぼろげな、しかも拙な言葉で表現された暗示としてのみ、この一編の正当な存在の意義を認容される事ができれば著者としてむしろ望外の幸いである。
— 寺田寅彦 『比較言語学における統計的研究法の可能性について』 青空文庫
」聞くもの大笑せぬはなく、意外、望外の拍手、大喝采。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
同じく評判のドイツ映画「青い天使」のすぐあとでこのフランス的なるフランス映画を見たことは望外のおもしろい回り合わせであった。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
昔なつかしさに、たまに遊びにでもやって来た時、諸君が私に数日の宿を惜しまれなかったら、それは私にとって望外の喜びとするところです。
— 有島武郎 『小作人への告別』 青空文庫
全くこの僻遠の地で、三百人という文明人――彼女らから見れば――の集団をかつて見た事もなかったろうし、その常に憧憬している日本内地の都会生活者と伍して半日の遊楽をほしいままにするということは彼女らにとって望外の幸福を感じずにはいられなかったろう。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
それで取るものも取りあえず、友人であり相棒である、ワトソン博士と共に、ノーフォークに駈けつけたのだが、もう時既に遅かった」「事件を扱うに際して、あなたと協力することが出来るなどと云うことは全く、望外の特権ですね」 検察官は静かに云い出した。
— コナン・ドイル 『暗号舞踏人の謎』 青空文庫
作例 · 標準
予期せぬ幸運に恵まれ、望外の喜びを感じた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「えっ、まさか賞をもらえるなんて!これは望外の出来事だ!」と、受賞者は感激していた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
長年の努力が実り、望外の成果を上げることができた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite