蛮民
ばんみん
名詞
標準
savage people
文例 · 用例
今の人間が鉄と電気の文明から受ける脅威は、未開時代の蛮民が自然から受けたものに比べて「量」においても優るとも劣らぬばかりでなく「質」においても更に怖ろしいものではあるまいか。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
それだからこれは野蛮民の戦争踊りが野蛮民に訴えると同じ意味において最高の芸術でなければならないのである。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
少なくとも私の子供の時分のそれはちょうど野蛮民のそれと同様な超自然的なものであったに相違ないと思われるのである。
— 寺田寅彦 『家庭の人へ』 青空文庫
音楽舞踊はいかなる野蛮民族の間にも現存する。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
九州、瀬戸内海、大和地方にかけて、既に御稜威の下に、欣んで帰順する者も多かつたが、事理を解せぬ蛮民も多く、途中に於ても、それらに対する警戒平定に、多くの日時を費されたことと思ふ。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
それと等しく蛮民は妙に動物の鳴音を擬る故、馬の嘶声を擬れば馬を名ざすに事足りたはずだが、それはほんの物真似で言語というに足らぬ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
これはギリシアのテッサリアの山林に住んだ蛮民全身毛深く時に里邑を犯し婦女を掠めたが、山中に住み馴れただけあって善く菜物を識った。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
いずれも美しい虫を佩びる人の容が艶多くなり、根相の物を食えば勢を強くすてふ同感説に基づいて大いに行われたが、追々経験して表面ばかり相似た物同志の間に必ずしも何の縁も同感もないと分った今日、滑稽がかって来たかかる媚薬は未開野蛮民にあらずんば行われぬ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
昔の物語では、遠い地の蛮民が登場することがあった。
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未開の地に暮らす蛮民と文明人との交流が描かれた小説を読んだ。
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蛮民と蔑むのではなく、異文化を理解しようと努めるべきだ。
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