手がら
てがら
名詞
標準
文例 · 用例
しかしそれができたとしたところでどれだけの手がらになるかは疑わしい。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
――感心、娘が、こん度は円髷、――あの手がらの水色は涼しい。
— 泉鏡花 『貝の穴に河童の居る事』 青空文庫
おめえは山の宿で、たった一晩、それだけを手がら顔に、きゃあきゃあ言っていやがる。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
おめえは山の宿で、たつた一晩、それだけを手がら顔に、きやあきやあ言つてゐやがる。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
「土手がら外さ出はるなよ。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
あらゆる化け物に関する貴重な「事実」をすべて迷信という言葉で抹殺する事がすなわち科学の目的であり手がらででもあるかのような誤解を生ずるようになった。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
大きな声じゃいわれねえが、他人の名まえの手がらまでも横取りしたい連中はうようよいても、自分のあげたてがらにひとの名まえを貸してやるような、ご了見の広い者は、半分だってもご番所になんぞいねえじゃねえか。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
赤い手がらをかけてゐる。
— 木下杢太郎 『市街を散歩する人の心持』 青空文庫